みなさんは、ホロライブEnglish（ホロライブEN）の人気VTuber「森カリオペ（Mori Calliope）」さんをご存じですか？
デビュー当初からずば抜けたラップスキルと独特な世界観で話題になり、私もその才能にすぐ引き込まれた一人です。
とくにラップの表現力や言葉のセンスは、まさにプロそのもの。
「ただのVTuberじゃない…！」と、初めて動画を見たときは本当に衝撃を受けました。
そんな森カリオペさんには、実は以前から“中の人”ではないかと噂されている人物がいます。
それが、アメリカ出身のラッパー「DEMONDICE」ことカレン（Karen）さんです。
噂自体はSNSなどでもたびたび見かけていたのですが、正直最初は「さすがに偶然じゃない？」と思っていました。
けれど、いろんな情報を知っていくうちに、「これは…同一人物かも？」と感じるようになったんです。
今回は、そんな私自身の気づきや驚き、そしてファンとしての想いも込めて、「森カリオペ＝DEMONDICEカレン説」についてまとめてみました。
VTuberの中の人に興味がある方、ラップや音楽が好きな方にもぜひ読んでもらいたいです。
声の特徴がまったく同じ
やっぱり最初に気づくのは“声”でした。
森カリオペさんの声って、ちょっと低めでクール、でも感情がしっかり乗っていて耳に残るんですよね。
特にラップになると、巻き舌が効いたスムーズなフローが本当にカッコよくて、「ラップってこんなに表現力豊かなんだ」と感動しました。
あるとき、YouTubeで「DEMONDICE」という名前のラッパーの動画を見かけたんです。
サムネの雰囲気に惹かれて何気なく再生してみたら、聴こえてきたのはまさにあの声。
「えっ…カリオペさん！？」と驚いて、スマホを持つ手が止まりました。
声のトーンも、英語ラップのリズム感も、巻き舌のクセもそっくり。
私は昔からヒップホップが好きで、声の聞き分けにはそれなりに自信があるんですが、ここまで一致するのは本当に珍しいです。
英語と日本語を自由に行き来するスタイルも共通していて、ラップの内容に哲学的なテーマや人生観が強く出ているところまで同じ。
これは偶然では説明できないと感じました。
同じMIX師が楽曲制作に関わっている
次に気づいたのは、楽曲の制作クレジットに関する共通点です。
森カリオペさんの楽曲の多くは「K’s（またはCoro）」というMIX師が担当しています。
MIX師とは、曲の音質を整える職人のような存在で、完成度を左右する重要な役割を持っています。
調べてみたところ、このK’sさんはDEMONDICEの曲も長年手がけている方なんですよね。
X（旧Twitter）でも「Mori CalliopeのMIXを担当しました」と公表していたことがありました。
アーティストが信頼しているMIX師と長く付き合うのはよくあることです。
むしろ、スタイルに合ったMIX師を選び続けることがプロの証ともいえます。
だからこそ、同じMIX師を起用しているという事実は、「たまたま」では済まないくらい強い裏付けだと思いました。
映画の趣味までピッタリ一致
ここからはちょっとマニアックな話になりますが、私にとっては「決定打」に近い発見でした。
それが、映画の趣味の一致です。
森カリオペさんは、配信内でたびたび映画について語っていて、その中でも特に熱く語っていたのが『The Boondock Saints（邦題：処刑人）』という映画。
これは1999年のアメリカ映画で、正義と暴力、宗教的なテーマが混ざった非常に独特な作品です。
日本ではあまりメジャーな作品ではないので、これを推していたことに私はびっくりしました。
「カリオペさん、センス渋すぎ…！」と嬉しくなったんです。
その後、DEMONDICE名義のカレンさんのSNSをさかのぼっていたとき、まったく同じ映画を「大好きな作品」と語っている投稿を見つけました。
同じニッチな映画を、同じように熱く語るなんて、これはもう偶然じゃないと思います。
私自身もこの映画が大好きなので、「こんなところまで一致してるのか」とちょっと鳥肌が立ちました。
イラストのタッチも激似
さらに、音楽だけでなく「絵」にも共通点があります。
カレンさん（DEMONDICE）は、イラストも描くアーティストで、SNSなどで何度も自作のイラストを投稿しています。
私はもともとイラストにも興味があるので、彼女の絵を見たときに「なんて独特で柔らかいタッチなんだろう」と惹かれました。
一方、森カリオペさんも「これ、自分で描いた」と配信で紹介していたイラストがあり、それを見た瞬間に私は確信しました。
「この線の感じ、影の入れ方、目の描き方…同じ人の絵だ…」
私は美大出身でもなんでもありませんが、それでもわかるくらいのそっくりさでした。
もしこれが本当に別人だとしたら、相当絵のタッチを研究して模倣してるレベルです。
コーヒーが苦手という意外な共通点
最後にご紹介するのは、ちょっとかわいらしい共通点。
それは、「コーヒーが苦手」というところです。
森カリオペさんは初配信のときに、「実はコーヒーが苦手で、あまり飲まない」と話していたんですよね。
「えっ、あんなに大人っぽいキャラなのに？」と、ちょっと意外でした。
その後、カレンさんの過去の投稿を調べていたら、「コーヒー飲めないんだよね」的なことをつぶやいていて、そこでまた驚きました。
これは確かに小さな情報かもしれません。
でも、声・音楽・趣味・絵…すべてが一致している中で、こんなちょっとした嗜好まで同じだと知ると、もうファンとしては感情が止まりませんでした。
カレン（DEMONDICE）さんのプロフィール紹介
ここで、森カリオペさんの“中の人”と噂されるDEMONDICEカレンさんのプロフィールも、簡単にご紹介しておきます。
- 活動名：DEMONDICE（通称カレン）
- 本名：非公開
- 生年月日：1996年5月31日（2025年時点で29歳）
- 出身地：アメリカ・テキサス州ダラス
- 身長：約167cm
- 活動内容：ラッパー／作詞家／イラストレーター／MVディレクター
- 言語：英語（ネイティブ）／日本語（流暢）
- 日本在住：2020年1月時点で日本在住と発言
彼女は幼少期から日本のアニメやJ-POPに触れて育ったそうで、特にアニソンをきっかけにラップに興味を持ち、独学で日本語を学び始めたとのこと。
その努力と愛情が実を結び、日本語と英語のラップを自在に操るアーティストへと成長しました。
実際、カレンさんの日本語ラップを聴いてみると、語彙の選び方やテンポの取り方がとても自然で、「ネイティブじゃない」と言われても信じられないほどの完成度です。
日本文化へのリスペクトを大切にしているのも、森カリオペさんとの共通点ですね。
森カリオペの登場に衝撃を受けた日
森カリオペさんは、ホロライブEnglish（通称ホロEN）の1期生として、2020年にデビューしました。
当時、私はすでにホロライブの日本勢を追っていたので、「英語圏にホロライブが進出するってどういうこと？」と興味津々で情報を追っていました。
そして、彼女の初配信を見た瞬間、私は衝撃を受けました。
「え、ラップ！？VTuberで？しかもこのクオリティ！？」と。
実際、彼女の音楽には本格的なラップが取り入れられていて、自作の歌詞はもちろん、MVの演出や世界観の作り込みもハンパじゃなかったです。
もはや「VTuberのキャラソン」なんてレベルではなく、「ひとりの音楽アーティスト」としての姿勢を貫いているのが伝わってきました。
そこに私が惹かれないわけがありません。
彼女の表現には、生身の人間・カレンさん（中の人とされる人物）の人生観や美学が色濃く投影されていて、それが森カリオペというキャラクターに命を吹き込んでいる。
そう感じました。
「ペルソナ3」実況配信と炎上の発端
そんな彼女にも、活動の中で一度だけ大きな試練が訪れました。
それが、2020年12月3日に行われた「ペルソナ3」の実況配信をきっかけとした炎上騒動です。
私はその配信をリアルタイムでは見ていなかったのですが、翌日Twitterを見ていたときに騒動の存在を知りました。
「えっ、カリオペ炎上してる？」と焦って情報を追いました。
ペルソナ3といえば、アトラスが開発した超有名RPGシリーズの一作です。
独特な世界観、哲学的なストーリー、美しいBGM……。
私も学生時代にどハマりして、徹夜でプレイしていたことを思い出します。
だからこそ、「ああ、あのゲームを実況したい気持ち、めちゃくちゃわかる……」と共感しかなかったんです。
「許可をもらっている」発言が引き起こした誤解
問題となったのは、カリオペさんが配信中に「アトラスから配信の許可をもらっている」と発言したことでした。
これを聞いたファンたちの多くが、「よかった！カリオペは正式な手続きを踏んでるんだな」と安心しました。
ところが、その一部の“熱心すぎるファン”たちが、さらに良かれと思ってアトラスにSNSやメールで問い合わせを始めてしまったのです。
「なんで他の人は配信できないの？カリオペができてるなら他の人もいいでしょ？」
「ルール変えてください！」といった感じで、想像以上の数の問い合わせがアトラスに殺到してしまったようです。
ファンの善意が裏目に出た瞬間
これは、ファンとしての善意から来た行動だったと思います。
「好きな人をもっと応援したい」「不公平をなくしたい」という気持ちはよくわかります。
でも、その行動が企業側にとっては負担となり、混乱を招いてしまったんですね。
当時はまだ、ゲーム配信に関するガイドラインが今ほど整備されていませんでした。
私自身も、ゲーム実況を趣味でやってみようと思ったことがありますが、「これは本当にOKなのか？」と調べているうちに諦めてしまったことがあります。
特にペルソナシリーズは、BGMやビジュアルが非常にユニークで、著作権的に扱いが難しいことでも知られていました。
実際、カリオペさんが言った「許可を得ている」というのは、一部の範囲内での話だった可能性があり、全面的な配信許可ではなかったようです。
そのあたりの情報が曖昧だったために、誤解が広がってしまったんですね。
炎上後の対応と冷静な解決
その後、ホロライブ運営とアトラス側でしっかり話し合いが行われ、誤解は無事に解消されたと報告されています。
私もその報告を見て、心から安心しました。
当時はSNS上で、「カリオペは嘘をついた」「プロ意識が足りない」といった厳しい言葉がたくさん飛び交っていて、見ているこちらまで胸が痛くなるほどでした。
でも、カリオペさんは騒動から逃げなかった。
むしろその後、さらに高いクオリティの楽曲をリリースし、配信でも常に前向きな姿勢を崩しませんでした。
私はそこに、彼女の本当の強さを見た気がします。
ネガティブな出来事を「糧」にする力
もし私が同じ立場だったら、おそらくネットの声に潰されてしまっていたと思います。
一斉に批判されるって、本当に心を削られるんですよね。
でもカリオペさんは、それを自分の糧に変えていきました。
アーティストとしても、配信者としても、より一層磨かれていった印象があります。
ネガティブな経験を「学び」として昇華できる人って、本当に尊敬します。
そういう人がいるから、私も「自分も頑張ろう」と思える。
まさに、彼女は私にとっての“推し”であり、“ロールモデル”なんです。
業界にも大きな影響を与えた出来事
この炎上騒動は、森カリオペさん個人にとっての試練だっただけでなく、VTuber業界全体にも大きな教訓を残しました。
それ以降、多くの配信者がゲーム会社のガイドラインをより慎重に確認するようになり、企業から明確な許可を取ってから配信する文化が根づくようになりました。
さらに、配信で使用するBGMやSE（効果音）もフリー素材を使ったり、自作する人が増えました。
中には、オリジナル楽曲を作って配信を彩る人もいて、クリエイターとしての意識が全体的に高まったように感じます。
私自身、ブログでコンテンツを発信する立場として、「情報を発信することには責任が伴う」ということを再認識しました。
「しっかり調べてから行動する」。
この当たり前のようで難しいことを、改めて心に刻むきっかけになった出来事でした。
まとめ
今回、あらためて「森カリオペ＝DEMONDICEカレン説」について自分なりにまとめてみました。
もちろん、公式に認められているわけではありませんし、VTuberとしての「キャラクター性」を大切にしたいという想いもあるでしょう。
でも、声・ラップ・MIX師・映画・イラスト・嗜好…ここまで一致する要素を見てきた私は、もう「同一人物である可能性が高い」と思わずにはいられません。
ただそれ以上に、私が強く感じるのは「どちらの姿でも本当に素晴らしい表現者である」ということです。
DEMONDICEとしても、森カリオペとしても、それぞれの世界観を持って、リスナーや視聴者に深い感動を与えてくれる。
そんな存在に出会えたこと自体が、ファンとしては何よりの幸せなんですよね。
これからも、彼女の生み出す作品を心から楽しみにしながら、そっと応援していきたいと思います。
最後まで読んでくださって、本当にありがとうございました。