バンコクに来るたび、私は必ず立ち寄る場所があります。

それが「MBKセンター(Mahboonkrong Center)」。

地元の人から観光客まで、あらゆる人が集まる巨大ショッピングモールで、タイらしい雑貨やファッション、お土産がギュッと詰まった魅力的な場所です。

でも、初めて訪れたときは「どうやって行けばいいの?」とちょっと迷ってしまいました。

そんな経験から、今回は私自身の体験を交えて、MBKセンターへのアクセス方法を徹底的に紹介していきます。

私が一番おすすめするのは、やっぱりBTS(スカイトレイン)。

旅行者にとって便利で快適な移動手段なので、その理由や注意点も含めて、わかりやすくお伝えしますね。


BTS(スカイトレイン)でMBKへ行く方法【おすすめ度:★★★★★】

最初にバンコクを訪れたとき、宿のスタッフさんに「移動はBTSが一番便利だよ」と言われ、半信半疑ながらも使ってみたのがきっかけでした。

これがもう、本当に大正解。

スカイトレインは時間が正確で、何より渋滞知らず。

バンコクの交通渋滞はかなり有名で、時間が読めないこともしばしばありますが、BTSならその心配がありません。

しかも、車内はエアコンが効いていて、タイの暑さの中ではまさに「避暑地」状態。

快適すぎて降りたくなくなるほどでした。

MBKセンターの最寄り駅は、BTSシーロムラインの「ナショナルスタジアム駅(National Stadium)」。

主要ターミナル駅であるサイアム駅(Siam)からたったの1駅なので、とてもアクセスしやすいです。

さらに嬉しいのは、ナショナルスタジアム駅の出口1番または3番からMBKセンターに直結していること。

これは本当に助かります。

私も一度、突然のスコールに見舞われたとき、この直結ルートにどれだけ救われたか…。

傘なしでも濡れずにモールに入れるって、想像以上にありがたいんです。

私が普段よく使うのは、スクンビットエリアの「プロンポン駅(Phrom Phong)」からのルート。

ここからまずBTSスクンビットラインで「モーチット方面」行きに乗ります。

サイアム駅で下車し、ホームを移動して「ナショナルスタジアム方面」の電車に乗り換え。

その次の駅が目的地です。

2025年5月現在、運賃は大人1人約37バーツ(日本円で約130〜140円程度)。

この安さで快適に移動できるなんて、本当にありがたい限りです。

ちなみに、サイアム駅からMBKまで歩いて行くことも可能。

「スカイウォーク」と呼ばれる歩道橋が整備されていて、サイアムセンターやサイアムディスカバリーを通ってMBKへ行けます。

ショッピングモールをはしごしたい人や、のんびり街並みを楽しみたい方には、このルートもおすすめです。


MRT(地下鉄)でMBKへ行く方法【おすすめ度:★★★☆☆】

次に紹介するのは、MRT(地下鉄)を利用する方法です。

正直なところ、BTSと比べると若干使いづらいのが本音です。

でも、宿泊先がMRT沿線にあるなら、検討の価値はあります。

私が以前泊まっていたのは、シーロムエリアのホテル。

そこからMRTシーロム駅に乗って、わずか1駅の「サムヤーン駅(Sam Yan)」で降りました。

そこからMBKまでは徒歩で約10分。

暑い時間帯だと少し大変ですが、早朝や夕方の涼しい時間に歩くと、ローカルな屋台やカフェが並ぶ通りを散策しながら移動できるので、なかなか楽しい経験になります。

電車に乗っている時間はほんの5分程度。

運賃も16〜20バーツととっても安いです。

ただ、真夏のバンコクでこの距離を歩くのはそれなりに体力を消耗します。

帽子や日傘、水分補給は忘れずに。

荷物が多い場合や小さなお子さんが一緒の場合は、あまりおすすめできません。

でも、「渋滞を避けたい」「朝の散歩がてら動きたい」という方には、選択肢の一つとしてアリだと思います。


タクシーでMBKへ行く方法【おすすめ度:★★★☆☆】

買い物のあとで荷物がいっぱい、もしくは駅まで歩くのがしんどい…。

そんなときに便利なのがタクシー。

私もMBKで大量に買い物をしたあと、両手がふさがった状態でよくタクシーを使います。

スクンビットエリアやサイアム周辺からなら、MBKまで15〜30分ほどで到着します(※ただし、渋滞していない場合)。

これが夕方のラッシュ時や週末になると、下手をすると1時間以上かかってしまうことも。

実際、私も一度、30分で着くはずが渋滞に巻き込まれて1時間半かかったことがありました…。

運賃はメーター制で、だいたい50〜100バーツ。

「MBK」と言えば通じることが多いですが、念のために「マーブンクローン」とタイ語風に発音するとよりスムーズ。

スマホで地図を見せるのもおすすめです。

さらに安心したい方には、Grabなどの配車アプリの利用を強くおすすめします。

料金トラブルの心配もないし、目的地もあらかじめ設定できるので、言葉に不安がある方でも安心して使えますよ。


トゥクトゥクでMBKへ行く方法【おすすめ度:★★☆☆☆】

タイらしい移動手段といえば、やっぱりトゥクトゥク。

日本から遊びに来た友人と一緒に、記念に乗ってMBKへ行ったことがあります。

三輪の小さな車体で風を切って走るのは、ちょっとしたアトラクションのようで楽しい!

ただし、問題は「料金が交渉制」なこと。

私は最初、言い値のまま乗ってしまい、あとから「あれ?ちょっと高くない?」と後悔した経験があります。

相場は80〜150バーツ程度。

乗る前に必ず料金交渉をして、納得してから乗るのが鉄則です。

あと、トゥクトゥクには当然ながらエアコンはありません。

暑い日は本当に汗だくになりますし、排気ガスも気になるので、快適とは言いがたいです。

しかも運転が荒い場合も多いので、小さなお子さん連れや高齢の方にはおすすめできません。

でも、「バンコクに来たぞ!」という非日常を感じたいなら、一度くらいは体験してみるのもアリかも。

写真映えもしますし、良い思い出になります。


MBKはお土産探しに最適!タイらしさ満載のショッピング天国

MBKセンターに来たら、ぜひチェックしてほしいのが「お土産探し」。

とにかく店舗数が多くて、ありとあらゆるタイ雑貨が揃っています。

私がよく買うのは、小さな象の置物やナチュラル系の石けん、タイ伝統のハーブを使ったスパグッズなど。

特におすすめしたいのが「ココナッツオイル」。

肌にも髪にも使える万能アイテムで、香りもよく、日本で買うと高いんですが、MBKではリーズナブルな価格で手に入ります。

私は毎回2〜3本はまとめ買いしています。

カラフルな布製ポーチやショルダーバッグなど、可愛い雑貨も多くて、ついつい買いすぎてしまうんですよね。

価格交渉できるお店もあるので、チャレンジしてみるとさらにお得にお買い物ができますよ。

「ちょっと見るだけ」のつもりが、私も気づけば5時間近くウロウロしていた…なんてこともありました。

6階のフードコートは「世界の食の交差点」

MBKセンターの6階にある大型フードコート「FOOD ISLAND」は、まさに“食の天国”でした。

タイ料理、中華、韓国、和食、インド料理、バーガー系のファストフードまで、まるで世界中を旅しているかのようなラインナップ。しかも、お値段がとても良心的で、タイ料理なら一皿50〜150バーツ(約200〜600円)で楽しめちゃいます。

私が特に好きなのは、やっぱりトムヤムクン。スープの辛さやハーブの香りが店ごとに違っていて、友人と「今回はどこのお店が一番好きだった?」なんて話しながら食べ比べるのが楽しみなんです。ちょっとした“グルメ旅”みたいな感じ。

そして忘れてはならないのが、デザート!「マンゴースティッキーライス」は、甘いココナッツミルクがかかったもち米と完熟マンゴーの組み合わせがたまらなく絶品。暑さで疲れた体を優しく癒してくれます。

スタバや地元カフェも充実していて、ちょっとした休憩にもぴったり。私は旅先でアイスコーヒーを飲みながらひと息つくのが至福の時間です。


7階はまるで遊園地!映画・カラオケ・マッサージでリフレッシュ

「食べて、買って、遊ぶ」——MBKセンターの7階は、まさにその“遊び”がぎっしり詰まったフロアです。

まずおすすめしたいのは映画館「SFシネマ」。英語字幕付きのオリジナル音声版も多く、タイ語がわからなくても大丈夫。料金も150〜250バーツ(約600〜1,000円)とお手頃なのに、座席はふかふか、音響も本格的。私もタイ滞在中、何度か映画鑑賞して「この値段でこのクオリティはすごいなぁ…」と感動しました。

そして驚いたのが、あの「まねきねこ」があること!そう、日本でおなじみのカラオケチェーン。日本語曲はもちろん、タイ語や英語の曲も豊富。私は旅先で出会った日本人の友人たちと歌って踊って、青春みたいな夜を過ごしました(笑)。

さらにマッサージ店も多く、買い物疲れを癒すには最適のスポット。1時間300バーツ(約1,200円)前後で本格タイマッサージが受けられます。私はいつも最後にマッサージでリラックスして、気持ちよくホテルに戻るのが“バンコクの夜の締め”です。


G階〜3階:ファッション・日用品・癒しの空間がギュッ!

G階から3階にかけては、ファッション、飲食、スーパーマーケットなど、なんでも揃うショッピング天国。

旅の途中で服を汚してしまった私が、ふらっと立ち寄ったファッションフロアで、象のプリントが入ったTシャツに一目惚れして3枚まとめ買いしたことも。1枚100〜200バーツ(約400〜800円)という安さに、思わず予定外の買い物までしちゃいました(笑)。

G階にはスタバやマクドナルド、KFC、ミスドなど、日本でもおなじみの店が揃っていて、ちょっと疲れたときの“心のオアシス”になります。

さらに「Tops Market」は絶対に見逃せません。タイらしいスナックやインスタントラーメン、ドライマンゴーがズラリ。私はここで買ったトムヤムクン味のラーメンをスーツケースに詰めすぎて、荷物の重量オーバーになったことがあります(笑)。


4階:スマホ・ガジェット好きにはたまらない“バンコク秋葉原”

MBKセンター4階は、まるでタイ版の秋葉原!

スマホ、イヤホン、モバイルバッテリー、パソコンなどがところ狭しと並び、「ニセモノあるよー!」という声が飛び交うのもご愛嬌。

私もここで中古のSIMフリーiPhoneを購入したことがあります。不安もありましたが、親切な店員さんのおかげで安心して購入でき、今でも問題なく使えています。値段交渉も楽しくて、ちょっとした“ゲーム感覚”で挑戦しています。

ただし、あまりに安すぎるものには要注意。店を数軒まわって比較するのが鉄則です。

このフロアには銀行、マッサージ、美容クリニックなども揃っていて、生活まわりの用事もまとめて済ませられるのが便利です。


5階:落ち着いた雰囲気の中でアウトレット&カメラ探し

にぎやかな4階とは打って変わって、5階は落ち着いた雰囲気。

ここにはブランドのアウトレット店や、カメラショップが並びます。私は一時帰国前に、父へのプレゼントとしてNikonの一眼レフカメラを購入。日本よりも安く、しかもレンズ付きで、かなりお得感がありました。

また、フロア中央ではタイの学生によるアート展示や写真展が行われていて、文化的な楽しみも味わえます。思いがけず心を揺さぶられる瞬間があって、MBKの“奥深さ”を感じました。


6階:お土産探しの最終地点「CRAFT VILLAGE」

MBKでのお土産探しに最適なのが、6階の「CRAFT VILLAGE」。

象の刺繍入りポーチ、アロマオイル、ハーブ石けん、布製バッグ…どれも手頃な価格で(30〜100バーツ)、バラマキ用にもぴったり。私は会社の同僚用に毎回大量買いしています。

冷房が効いていて快適なのもありがたいポイント。暑さに疲れた体にも優しいお土産選びができます。

食べ物系のお土産なら、G階の「Tops Market」や隣の「ドンドンドンキ(旧・東急デパート)」もおすすめ。日本人にもなじみやすく、まとめ買いに最適です。


7階:アニメ好き必見!アニメイトもあって大満足

7階には映画館やカラオケだけでなく、なんと「アニメイト」もあるんです!

初めて見たときは「えっ、アニメイトって海外にもあるの!?」と本気で驚きました。店内には日本のアニメグッズやマンガが並び、タイの若者たちが夢中でグッズを選んでいる姿に、日本の文化がここまで浸透していることに感動すら覚えました。

私は思わず、タイ語版の『ワンピース』を記念に購入。読みながらタイ語の勉強もできて一石二鳥です。


まとめ

MBKセンターは、バンコクを訪れるなら一度は足を運んでほしいショッピングモールです。

そして、そこへのアクセスで私が一番おすすめするのがBTS(スカイトレイン)。

時間に正確で、エアコン完備、そして直結でモールに入れる快適さは、他の交通手段にはなかなかありません。

MRTやタクシー、トゥクトゥクといった選択肢も、それぞれにメリットはあるので、滞在スタイルに合わせて選ぶとよいでしょう。

この記事が、これからバンコクを訪れる方の参考になれば嬉しいです。

それでは、MBKでの楽しいショッピングを!